APK(車検)

日本の車検にあたるものをオランダではAPKAlgemene Periodieke Keuring)といいます。

新車登録時から3年後に始まり、その後は毎年受ける必要があります。(外国から持ち込んだ車でも、オランダ以前の国の初年度登録の3年後から始まります)  

**2005年1月1日以降販売されたガソリンエンジン車(ハイブリッド含む)は、新車登録の4年後に初回の車検があり、その後2回は2年毎に受け、それから先は毎年となります。** 
つまり、新車から4年後、6年後、8年後に車検があり、9年後以降は毎年となります。
ディーゼルエンジン車は今まで同じく3年後のあとは毎年車検を受ける必要があります。
また、新車登録後30年以上の車両は2年毎。更に1960年以前の車両については車検は免除となります。

日本の車検は、同時に自賠責保険等の支払いもあるため大変高額で日数もかかることがありますが、オランダではAPK専門のガレージもあり、予約無しで30分程度で済ませることも出来ます。費用も50EUR程度です。しかし、車検の基準に満たない部分は別途修理が必要となります。

APKはあくまでもその時点での状況をチェックするだけです。ブレーキやタイヤが消耗していても基準値に達していればパスします。オイル交換や消耗部品の交換等は行いませんので、毎年APKに出しているから安心と思ってはいけません。一番良いのは事前に余裕を持って予約を入れ、オイル交換などの定期点検と同時にAPKを受けるのが良いでしょう。APKの際には車両登録証DEEL 1の原本(コピーでは不可)を必ず持参します。

APKをパスしますと、A4大の白い証明書を出してくれます。この証明書の右上の太枠に有効期限が記載されます。翌年はこの日の2ヶ月前から車検を受けることができ、早めに受けても次の有効期限は、記載されている日の1年後となるので、早く受けても損はしません。

APKの証明書は、運転の際、車両登録証Deel TA、TBと一緒に原本をお持ちください。

APKのチェック項目の概略は以下のとおりです。

1)先ず車両登録証の記載事項をチェック後、試乗して、エンジン、トランスミッションの異常チェック。

2)エンジンやバッテリーの取り付け部の緩みや、オイル漏れをチェック。(バッテリーが緩んだ状態で事故を起こしますとバッテリー液が漏れて危険なため)

3)ヘッドライト、ウインカー等照明、ミラーの検査。(ランプのレンズが割れていると交換が必要)

4)ワイパー、ウォッシャー液、クラクション、ヒーターの曇り止め機能の検査。

5)シートベルトの擦り切れ具合。(ベルトに傷があったりすると事故の際衝撃で切れることがあるので、しっかりチェックします)

6)フロントガラスの割れ。(星状のダメージは問題ありませんが、大きくひびが入っている場合、このひびの線が1本だけなら良いのですが、2本に分かれている場合、窓ガラスの交換の必要が出てきます。)

7)その後ジャッキアップをして、タイヤのチェック(1.6mm未満で要交換)、タイヤを回転させホイールベアリングの異常チェック。ショックアブソーバーのオイル漏れ、ドライブシャフトの保護ラバーの割れチェック、ブレーキホースの劣化、漏れチェック。

8)ガソリンタンクの漏れチェック。マフラーの穴チェック。(マフラーはよく錆で穴が開くことがあります)

9)ブレーキパッドのチェック。パッドは少しでも残っていれば車検はパスしてしまいます。この場合、通常ガレージが交換のアドバイスをしてくれます。

10)その後、エンジンをかけ排ガス検査をし、規定内であれば合格。

検査が終了すると、証明書に車のナンバーや現時点での走行距離などを記入し、交換した部品名や作業内容を記載し、陸運局(RDW)にコンピュータで車検承認の申請をします。この時、陸運局は抜き打ちでガレージにチェックに来ることがあります。検査官がガレージにかけつけ車検が正しく行われていたかチェックをし、ここでいい加減な車検を行っていた場合、ガレージは営業停止になります。もし、ガレージが車検に必要だといって、高額な部品の交換をしても、検査官が見て交換の必要が無かったと判断した場合、このガレージは罰せられます。このように陸運局の検査は消費者保護にも役立っています。

車種によりガレージが大変混んでいて、期限までに車検が受けられないということがあります。この場合、車検切れの状態で事故を起こしますと、保険がおりないことがありますので、この場合APK専門店や個人営業のガレージ等を探し、とにかく車検(APK)をパスさせることが大切です。